崖っぷち会社で、早期退職制度が発表になり、6月末に会社を辞めることになったカラノです。来月には無職! 実感が湧かなすぎて、コワイ。

そんな中、5月すなわち退職2カ月前に、5つのことをしました。3つに分類すると、こんな感じです。
・会社員の今しかできないこと
・転職に向けての活動開始
・自分の市場価値を知る

振り返ると、我ながら“意外と大切なことだったかも”と思っています。


¶会社員の今しかできないこと
〈1〉人間ドックの申し込み
退職後の健康保険や雇用保険といったことは、詳しいサイトに譲ります。でも、これだけは私でも言えます。人間ドック・定期健康診断をお得に受診できるのは、会社員の今だけ! なんせ、私の勤務先が加入している健康保険組合は、人間ドックの自己負担がゼロなのです(もちろんオプションは自己負担)。
この機会を逃したくない! 退職までに受診を終えねば! というわけで、提携先医療機関のリストを見ながら電話をかけまくり、なんとか予約完了。「今年12月まで予約で埋まっています」というクリニックもあったので、退職を決めたら早めに動くべし、です。

〈2〉パソコンから実績を拾い集め、印刷
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転職活動について、同じく退職する先輩から言われたのが「最初に職務経歴書を書くのが手間取るみたい」。私は今の会社は勤続15年です。あれ、16年だったかな? こんなあやふやな状態に加えて、異動も多い。たしかにこれは、手こずる未来しか見えない……。
そんなときに思い出したのが人事考課用の目標シート! これを見れば、そのときどきの業務がわかります。そして運がいいことに、私は入社してから今までの目標シートをすべてパソコンに残していたのです。えらい、私! すかさず出勤日に、すべてプリントアウト。
あと、これは現在進行形ですが、パソコンのフォルダ内を整理しつつ、過去の報告書なんかもキープしています。パソコンのフォルダ整理は早めにして、使えそうなデータがないかチェックするの、大切!(もちろん、個人情報や機密情報はダメですよ)

¶転職に向けての活動開始
〈3〉転職エージェントとの面談を予約
新型コロナの関係で、会社が契約した転職エージェントも対面での面談はストップ。緊急事態宣言の解除で、ようやく6月から対面での面談が再開になり、転職活動が始動しました。
すでに活動をしている同僚曰く「履歴書の書き方のレクチャーを受けたりしてるよ」とのこと。ちなみに私は、エージェントを介しての転職は初めて。ドキドキするわ~。

¶自分の市場価値を知る
〈4〉ライティングのオンライン講座を受講
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仕事というのは、勤務している会社の“クセ”が付きます。私は現在、媒体編集ということで、記事も書きます。もちろん、会社のスタイルに合った記事です。となると、私の文章には、会社のクセがついているわけで……。これって、どんな職種でも同じではないでしょうか。
「外部の人にとって、私の書くチカラ=伝える力は、どう評価されるんだろう」
そんな思いから、天狼院書店が開講するライティング講座を受講しました。もちろん、編集職ということを伏せて、です。
この講座は、講義のほか課題の提出があり(連続10日間!)、講師の方がフィードバックしてくれます。課題の原稿を書きながら、会社のスタイルが染みついていることを、しみじみ実感。会社の色を消そうと、めちゃくちゃ試行錯誤した結果、ときに迷走も……。
その中で、自分の“伝える力”で習得できている部分、反対に不足している部分に気づけたのは、貴重な経験でした。編集歴15年にして、オノレの市場価値を思い知る。現職の武者修行、おすすめです。
6月開講「天狼院ライティング・ゼミ《通信限定コース》」

〈5〉ミイダスで求人・年収診断
ライティング講座を経て、“転職市場での自分の武器は?”と思っていたとき、SNSで「ミイダス」を見かけました。おぉ、ちょうどいい。自分の市場価値がいかほどか、調べてみました。
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▲リアル結果

「あなたの経験・スキルを求めている企業の数」が1418社も! ここから、さらに絞り込まれていくとはいえ、“自分に需要がある”と自己肯定することができたのは、ありがたい。


¶退職まで1カ月のカウントダウン
5つの中では、講座を受講したのは大きかったです。自分の仕事の進め方を、別の視点から見直せたこと。そして、自分の職種の領域、自分の力量を改めて知れたこと。転職活動でうまく活用していきたい!
いよいよ残り1カ月。転職活動が本格的に始まります。仕事の引継ぎ以上に、デスクの片づけに苦心しそうな気がして仕方がない……。このあたりもボチボチ始めねば。