6月末で早期退職をするカラノです。
45歳独身。
新卒の就職も氷河期初期で苦戦したけれど、コロナで世の中が不安定な中、求職活動をすることになるとは……。まったく、神様ってば試練が好きなんだからっ(ヤケ)。

¶45歳で転職活動をする私、カラノの略歴
転職profile


そうなのです、転職は2回目とはいうものの、実は本格的な転職活動は今回が初めて
新型コロナがらみで活動に制約があった転職エージェント(勤務先が契約した希望退職者へのオプション)も、6月からは直接の面談がOKに。というわけで、いよいよ転職活動スタート!

40代の転職活動の現状は?
どんな風に転職活動を進めるの?
そもそも、カラノは転職できるのか?(それは私が知りたい)
そんなことを、記録していこうと思います。

今回は、会社が契約した転職エージェントでの初面談の話です。
・コロナの今、転職エージェントの支援状況
・面談で聞いた求職事情
・エージェント担当者からの3つのミッション……といったことを、まとめておきます。

¶新型コロナで講習会は独学に変更
転職エージェントの担当Tさんと面談の約束をした数日後、家にレターパックが届きました。「面談までに目を通しておいてください」と、入っていたのは再就職活動を指南する冊子、働き方やキャリア分析の講座テキストなど数冊。
担当Tさんいわく、通常はテキスト内容を確認する講習会を行い、その後、個別の活動を進めるそうです。今回は新型コロナで講習会ができないため、テキストで独学しつつ、困ったことがあればサポートの流れに。私としては、講習会のスケジュールに合わせず進めらえるので、このスタイルは大歓迎!

◆テキストの空白が埋まらない
さて、テキストを読んで興味深かったのは「働き方の分析」。仕事や働くことに対して、大切にしていることをひも解いていくものです。
200610文中_1

仕事とは何か?
今後、仕事をどのようなものにしたい?
仕事は何の手段? それはなぜ?
テキストには書き込むスペースがあります。
私にとって仕事は日常。リアルに言うと、生きるため、そして生活を楽しむための手段です。でも、社会のために価値のあることをしたい……じゃあ、それは何? 正直、テキストはまだ空白です。
私にとって、仕事って何だろう?

¶いざ面談。仕事の棚卸しシートで“私”を知ってもらう
面談の前に届いたのは、テキストだけではありません。これまでの仕事の棚卸しをするシートも、メールで届きました。仕事の内容、印象に残るパフォーマンスを記入するものです。
あぁ、人事考課用の資料を残していた私、エライ! 期末面接用に実績を記入した資料もあり、おかげで、すっかり忘れていた業務を思い出すことができました。

◆面談はシンプルなニットとパンツで
そして面談の日。何を着ていこう。スーツ? やっぱりジャケットは必要? 
結局、紺のサマーニット(ユニクロなのでこの上なくシンプル)と、オフィス仕様のグレーのパンツ、ベージュのパンプスで訪問しました。
個人的な感想ですが、エージェントの面談はカジュアル過ぎず、先方にキチンと感が伝わればいいのではないかと。
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そして担当Tさん(女性)と、はじめましてのご挨拶。品が良く、やさしそうな雰囲気に一安心。
面談では、記入した仕事の棚卸しシートを元に、これまでの業務内容を伝えます。そのうえで、Tさんに今後どんな仕事をしたいか、勤務地業種希望年収などを聞かれます。

今後の仕事で何を求めるか。自分でも不明瞭なので、言えることは1つだけ。「編集の仕事や、マスコミにはこだわりません」
たぶん担当Tさんも慣れているのでしょう。「経験が生かせて、カラノ様に向いていそうな仕事を職種にこだわらず、お届けします。それを見ながら方向性を考えていきましょう」と言われました。

ちなみに新型コロナで、医療、介護、物流、ドラッグストアの求人は増え、メーカーは業種によってマチマチ、小売業界は厳しいとのこと。

¶エージェント担当者から3つのミッション
面談が終わって、メモに残っていたのが3つのミッション。
〈1〉職務経歴書を書いて提出
私のかわりにプレゼンしてくれる、それだけに書くのに苦戦すると聞く職務経歴書。業種によって、表現を変える部分もあるそうですが「1回で完璧に書けることは、ほぼありません。テキストを見ながら、まずは書いてみてください」とのこと。

〈2〉転職エージェントに登録
「当社のことは気にせず、いくつか転職エージェントに登録してください」と担当Tさん。
えぇ~、そうなの!?
今回面談した(勤務先が手配した)転職エージェントも、求人情報は持っているものの、どちらかというとメイン業務は、突然の希望退職で気持ちの整理がつかない人をサポートする会社の模様。「いくつか転職エージェントに登録して活動する方が、求人情報も多く入ってきます」。転職初心者としては、はっきり言ってもらえて良かった!

〈3〉履歴書写真の撮影
スピード写真ではなくスタジオ撮影を勧められました。「スタジオ撮影の写真の方が、スピード写真より仕上がりがきれいなので、履歴書の印象はいいですよ」
同じ会社の先輩は、転職エージェントの担当がオジサマだそうで、「そんなアドバイスなかった!」と言っていました。同じエージェントでも、担当違いでアドバイスも違う。情報交換は大切かも。
▶人生最高の証明写真!スピード写真が苦手な私が “無人撮影”で大成功

¶コロナの転職活動は“とにかく前進”が必要
担当Tさんに言われたのは、「今後、離職者が増えることは確実。いい仕事には求人が殺到するから、今のうちに」ということ。

転職活動をロールプレイングゲームに例えるなら、今はアクティブに闘うスタイルが求められるのかもしれません。
コロナで離職者=求職者が増えるこれからは、最弱モンスターで慣らし戦闘をしている場合じゃない。気になる会社には会う度胸と決断力が必要ではないか、と。

とはいえ、まずは3つのミッションから。転職の草原へ出陣の前に、最低限の武力を身につけねば。